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イーグル・アイ(原題:EAGLE EYE
   監 督 :D・J・カルーソ
   出 演 :シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン、 
   ジャンル:サスペンス
   2008年  アメリカ


 
 
注)以下、ネタバレだらけです!

【あらすじ】
 ジェリー(シャイア・ラブーフ)は父とはうまくいかず、出来のいい双子の兄を交通事故で失い、悲しみが覚めないまま戻ったアパートには大量の武器弾薬等が配達されています。
 そして突然かかってきた女の声の電話は「30秒でFBIが来る。すぐ逃げなさい!」と言うものでした。
 対応できなかったジェリーはテロリストとしてFBIに逮捕されますが、尋問の途中でビルの近くのクレーンが勝手に動きだしてFBIのビルを破壊、ジェリーは仕方なく逃げます。
 途中息子を殺すと脅されているレイチェル(ミシェル・モナハン)の車に同乗すると、街のあらゆる表示盤が行先と方法を指示し始めます。

 電話の声の主はあらゆるネットワークと接続している国防総省の監視コンピューター「アリア」で、大統領が自分の勧告と異なる決定をしたため憲法違反と判断し政府要人を抹殺しようとしていたのです。
 目標は要人が集まる議事堂、途中で身に着けさせたレイチェルのネックレスが高性能爆薬、そこで国歌を演奏する予定のオーケストラのレイチェルの息子のトランペットにある音程を出した時に作動する起爆装置!
 会場に飛び込んだジェリーは時間が無く天井に向かって発砲し演奏を停めますが大統領警護の者に撃たれてしまいます。

 ジェリーは助かり、勲章を授与され、レイチェルとも再会するのでした。


【感想】
 「暴走するコンピューター」はよく描かれます。
 「2001年宇宙の旅」もそうでしたね。.



指示に従わず逃げる男を、頭上の高圧電線が切れて焼き殺す!

 この作品はテンポが速いです。
 特にジェリーに「アリア」から電話がかかってから終盤までは息もつかせぬ勢いで突っ走りますので、飲み物くらい準備しておいた方がいいかも。
 人工知能を創り出しておきながら、人間より遥かに大きな情報処理能力を持っていることへの恐れが定期的にこういう映画を作らせるのかも知れません。
 それは人工知能が人間にとって脅威なのか、人間が人工知能にとって脅威なのか?


  関連作品:アンドリューNDR114     … 1999年のロボット物
        EVA/エヴァ          … 2011年のAI物
       世界で一つの彼女       … 2013年のAI物
       エクスマキナ         … 2014年のAI物(アニメではありません。)






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